人的資本経営

人的資本経営とは 、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。昨年、経済産業省が「人材版伊藤レポート2.0」として報告書を公開しています。

この報告書は、大企業の実例をもとにポイントを抽出しています。しかしながら、中小企業にも大いに参考になりますし、応用も可能です。

貴社に合わせた整理も必要となります。ピンと来られた方はご一報ください。

1 人的資本経営に必要な3つの視点  

① 経営戦略と人材戦略は連動しているか  

② 目指すべき経営戦略と現時点の人材戦略との間のギャップを把握できているか  

③ 人材戦略は企業文化として定着しているか

2 人材戦略の具体的な5つの要素  

① 経営戦略の実現に向け必要な人材の採用配置育成がなされているか  

② 個々人の多様な知識経験を積極的に取り込めているか  

③ 社員の自律的なキャリア形成に向けた学び直しを積極的に支援できているか  

④ 社員がやりがいや働きがいを感じ、主体的に取り組む環境整備がなされているか  

⑤ 時間や場所にとらわれない働き方ができる環境が整えられているか