2020年基準 消費者物価指数(CPI)全国・2025年7月分について

(1) 総合指数 2020年を100として111.9
 前年同月比は3.1%の上昇  


(2)生鮮食品を除く総合指数 2020年を100として111.6 前年同月比は3.1%の上昇   


(3) 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数 2020年を100として110.5
 前年同月比は3.4%の上昇  

補足

総合CPI: 前年比 +3.1%(6月 +3.3%から鈍化)、季節調整済 前月比 +0.1%。

(除く生鮮: 前年比 +3.1%、季節調整済 前月比 +0.1%。

(除く生鮮・エネルギー): 前年比 +3.4%、季節調整済 前月比 +0.1%。

主要因

食料(生鮮除く): 前年比 +8.2%、総合CPIに +1.96pt(前月 +1.98pt→+0.03pt拡大)。米やチョコ、コーヒーなどが牽引。うるち米(コシヒカリ除く)は +89.9% と突出。

エネルギー: 前年比 **+2.9%で総合に +0.23pt寄与。ただし前月比で寄与が ▲0.26pt 縮小。内訳は電気代 +5.5%(+0.20pt)、都市ガス +2.8%(+0.03pt)、ガソリン ▲1.8%(▲0.04pt)。

サービスの一例: 宿泊料 +6.5%、外食 +4.5%、通信 +6.4%(携帯電話料金+11.8%)。保険料(火災・地震)も +7.0%。

下押し要因:教育(授業料等) ▲9.6%(公立高校授業料 ▲94.1%が主因)で ▲0.18pt 寄与。

まとめ: 7月の全国CPIは総合・コアともに3.1%へ小幅鈍化。ただしコアコアは3.4%で高止まり。エネルギーの押し下げが進む一方、食料とサービスの粘着性が基調インフレを支えています。

今後の見通し: 「表面は鈍化、基調は粘着」。家計への負担はなお重く、消費の弱さが下振れリスク。 見通し 日銀の見立て(25年度コア2.7%)と整合的に、当面は3%前後→年度後半にかけ鈍化がメインシナリオ。政策は年内追加利上げの選択肢を温存しつつ、データ次第の構え。