BYD(比亜迪)が2025年1〜6月期の決算を発表しました。
決算概要
純利益: 昨年同期比14%増の155億元(約3200億円)を記録しました。これにより、4期連続での増益となっています。
売上高: 売上高は前年同期比23%増の3712億元(約7兆6400億円)に達しました。この売上高の約80%は自動車事業からのもので、特に電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車の販売が寄与しています。
自動車事業の状況
自動車事業の税引き前利益は減少しており、これはEVの価格引き下げが影響しているとされています。BYDは競争力を維持するために価格を下げているものの、採算が悪化している状況です。
2025年上半期の販売台数は前年同期比33%増の214万台を超えましたが、目標には達していないとのことです。
市場の反応と今後の展望
BYDは、EV市場での競争が激化する中、海外市場への積極的な展開を進めています。特に、東南アジア市場での販売が好調であることが報告されています。
今後も、価格競争や新モデルの投入が業績に影響を与えると考えられています。 このように、BYDは増収増益を達成しつつも、競争環境の変化に直面している状況です。