7月第三次産業活動指数

経済産業省が2025年9月16日に発表した「7月第三次産業活動指数」に関する情報を以下にまとめます。

発表内容の概要

指数の数値: 2025年7月の第三次産業活動指数(季節調整済み)は105.0で、2019-2020年の平均を基準としています。

前月比の変動: 前月比で0.5%の上昇を示し、これは2か月ぶりの増加です。前月の指数は104.5でした。

基調判断: 経済産業省は基調判断を据え置き、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き」と評価しています。

業種別の動向

広義対個人サービス: この分野は0.6%の低下を記録しました。

広義対事業所サービス: こちらは0.4%の上昇を見せました。

業種の内訳: 10業種中、運輸業・郵便業など5業種が上昇し、小売業など4業種が低下、情報通信業は横ばいでした。

考察

今回の指数の上昇は、経済活動の回復を示唆していますが、個人サービス部門の低下は依然として懸念材料です。特に、個人消費の回復が鈍いことが影響している可能性があります。一方で、事業所サービスの上昇は、企業活動の活発化を反映していると考えられます。 全体として、第三次産業活動は持ち直しの兆しを見せているものの、業種によっては依然として厳しい状況が続いていることが示されています。