8月全国百貨店売上高

8月全国百貨店売上高の概況

2025年9月25日、日本百貨店協会が発表した8月の全国百貨店売上高は、前年同月比で2.6%増の4139億円となり、7か月ぶりにプラスに転じました。この回復は、主に国内客の購買意欲の高まりと、記録的な猛暑による夏物商品の需要増加によるものです。

売上高の詳細

総売上高: 4139億円 前年同月比: +2.6%

国内売上高: 3.5%増

免税売上高: 4.7%減の約441億7000万円(6か月連続のマイナス)

国内市場では、特にシャツや日傘、UV対策関連の化粧品が好調で、これが売上を押し上げました。大都市圏と地方都市圏の両方で売上が回復し、特に猛暑の影響で夏物衣料や雑貨の需要が高まりました。

訪日外国人客の動向

訪日外国人による免税売上高は依然として減少傾向にあり、購買客数は約49万4000人と8月としては過去最高を記録しましたが、1人当たりの購買単価は12.4%減少し、約8万9000円となりました。このことから、訪日外国人客の購買行動に変化が見られ、特に高級品の購入が減少していることが示唆されます。