総務省が発表した「8月家計調査」の概要は以下の通りです。
消費支出の増加
実質消費支出: 2人以上の世帯の消費支出は31万3977円で、前年同月比2.3%増加しました。これは4か月連続のプラスです。
主な要因: 自動車購入費が22.4%増加し、教養娯楽サービスも13.0%増加しました。特に、国内外のパック旅行費が増えたことが影響しています。前年は自然災害の影響で旅行需要が減少していたため、その反動が見られました。
支出の内訳
交通・通信: 13.5%増加。
教養娯楽: 12.2%増加。
文化施設の入場料が50.9%増、映画や演劇の入場料も30.3%増加しました。
光熱・水道: 猛暑による冷房使用の増加で4.7%増加しました。
食料: 1.2%減少。特にコメは28.9%減少。
勤労者世帯の実収入
勤労者世帯の実収入は60万8578円で、名目で6.0%増加し、実質では2.8%増加しました。これは持ち家の帰属家賃を除いたベースでの数値です。