コンサルティングとコーチングはどこが違うのか?
よく聞かれる質問に、「コンサルティングとコーチングはどこが違うのか」というのがあります。
一番わかりよいのは、「”従来の”コンサルティングはコンサルタントが答えを持ち、クライアントがその答えを受取る、コーチングでは、クライアントが答えを持ち、コーチは質問を持っている」というものです。たしかに理解は進みますが、相違点を強調することで何かを生むかというとそうでもなさそうです。たとえば、「問いかける技術」「人を助けるとはどういうことか」でお馴染みのエドガー・シャイン先生の提唱するプロセスコンサルテーションでは、複雑化多様化する相互依存の現代社会の中で、自らのポジションを低くして謙虚に聴く、そして経営者とともに会社の組織文化を解読することの重要さが説かれています。
私はクライアントである経営者そしてその企業の成長や可能性を最大限信じ、経営者の人生の目的や企業の経営理念に向かって、パートナーとして共に歩み続けたいと考えています。
「問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる」 エドガー・H・シャイン (著), 金井 壽宏 (監修), 原賀 真紀子 (翻訳)