2025年7月の労働市場に関する最新の統計が、総務省と厚生労働省から発表されました。以下にその概要を整理しました。
失業率
完全失業率: 2025年7月の完全失業率は2.3%で、前月比0.2ポイントの改善が見られました。これは5カ月ぶりの改善であり、2019年12月以来の低水準です。
失業者数: 完全失業者数は164万人で、前月比で8万人減少しました。前年同月と比較すると19万人の減少があり、特に「自発的な離職」が減少したことが影響しています。 男女別の状況: 男性の失業率は2.5%で横ばい、女性は2.2%に改善しました。 有効求人倍率 有効求人倍率: 2025年7月の有効求人倍率は1.22倍で、前月と同水準を維持しています。これは、求職者1人に対して約1.22件の求人があることを示しています。
新規求人倍率: 新規求人倍率は2.17倍で、前月比でわずかに低下しました。これは新たに発生した求人に対して求職者の数が依然として少ないことを反映しています。
市場の動向
雇用環境: 失業率の改善にもかかわらず、有効求人倍率は横ばいであり、求人の増加が見られない状況です。賃上げが進んでいるため、転職に慎重な動きが続いていることが影響しています。
地域差: 有効求人倍率は地域によって異なり、福井県が最も高く1.89倍、神奈川県と大阪府が最も低く1.04倍となっています。
このように、2025年7月の労働市場は失業率が改善した一方で、有効求人倍率は横ばいの状態が続いており、今後の動向に注目が必要です。