鉱工業生産指数の概要
経済産業省が発表した2025年7月の鉱工業生産指数は、2020年を基準とした指数で101.6となり、前月比で1.6%の低下を示しました。この低下は2か月ぶりのもので、事前の市場予想(1.0%の低下)を下回る結果となりました。
業種別の動向
生産の減少が特に顕著だったのは自動車工業で、前月比で6.7%の減産が見られました。これは、米国や中国などへの輸出用乗用車の減少が影響しています。また、半導体製造装置や汎用・業務用機械の生産も減少しました。 一方で、電気・情報通信機械や電子部品・デバイスなど、いくつかの業種では生産が増加しています。具体的には、電気・情報通信機械が1.8%、電子部品・デバイスが2.4%の増加を記録しました。
基調判断と今後の見通し
経済産業省は、企業の生産活動の基調判断を「一進一退」と据え置いています。これは、全体的な生産活動が不安定であることを示唆しています。 企業の生産計画に関しては、8月の生産予測が前月比で2.8%の上昇を見込んでいる一方、9月は0.3%の低下が予想されています。企業の慎重な姿勢が続いていることが示されています。
このように、7月の鉱工業生産は全体として減少傾向にあり、特に自動車産業の影響が大きいことが分かります。今後の経済動向に注目が集まります。