東京都区部消費者物価指数(CPI)

総務省が2025年9月26日に発表した「東京都区部消費者物価指数(CPI)」によると、9月の消費者物価は前年同月比で2.5%上昇しました。この上昇率は、過去3か月間で3%を下回る結果となっており、特に生鮮食品を除いた総合指数は110.0に達しました。

主なポイント

上昇率の詳細: 9月の消費者物価は前年同月比で2.5%の上昇を記録し、これは市場予想の2.8%を下回る結果です。これにより、インフレの圧力が緩和されつつあることが示唆されています。

エネルギーと食品の影響: エネルギー価格は2.7%上昇し、特に電気・ガス料金の補助が昨年よりも小規模であったことが影響しています。また、生鮮食品を除く食料品は6.9%の上昇を見せており、特に米の価格が46.8%上昇しました。これは、米の価格が昨年の夏から上昇し続けているためです。

公共サービスの影響: 保育所保育料が60.4%低下したことが、全体の物価指数に影響を与えています。これは東京都が9月に第1子の保育料を無償化したことによるものです。