8月失業率・有効求人倍率

労働市場は「過熱から普通へ」の方向。

総務省と厚生労働省が2025年10月3日に発表した8月の失業率と有効求人倍率について 失業率 完全失業率: 8月の完全失業率は2.6%で、前月から0.3ポイント上昇しました。これは5カ月ぶりの悪化を示しています。

有効求人倍率

有効求人倍率: 8月の有効求人倍率は1.20倍で、前月比0.02ポイント低下しました。この低下は2カ月ぶりのもので、主に原材料価格や光熱費の上昇が影響し、製造業や卸売業・小売業で新規求人が減少したことが要因とされています。

求人と求職者の動向: 有効求人数は1.0%減少し、有効求職者数は0.7%増加しました。 新規求人数は前年同月比で6.2%減少しており、特に生活関連サービス・娯楽業が16.1%減、卸売・小売業が12.7%減少しています。

経済的背景 厚生労働省の担当者によると、最低賃金の引き上げに向けた企業の対応を考慮し、求人を控える動きが見られるとのことです。このような状況は、労働市場の需給バランスに影響を与えていると考えられます。