4月から6月期の国内総生産(GDP)に関する速報値

内閣府は2025年4月から6月期の国内総生産(GDP)に関する速報値を本日8時50分に発表しました。この結果は以下の通りです。

1.GDPの成長率 実質成長率: 前期比で0.3%増、年率換算で1.0%の成長を記録しました。これにより、5四半期連続でのプラス成長となります。

2.成長の要因

1)個人消費: GDPの半分以上を占める個人消費は、前期比で0.2%の増加を見せました。物価上昇の影響を受けつつも、衣料品や自動車の供給制約が緩和されたことが寄与しています。

2)設備投資: 設備投資は1.3%増加し、ソフトウェア投資が主な推進力となりました。

3)輸出: 輸出は2.0%増加し、特に電子部品やデバイスの需要が高まりました。トランプ政権の関税政策の影響は懸念されていましたが、実際には自動車の輸出が数量を維持する形でプラスに寄与しました。

3.今後の展望 経済再生相は、今回の結果を受けて「景気が緩やかに回復している」と評価しましたが、米国の関税や国内の物価上昇が今後のリスク要因として挙げられています。特に、個人消費の弱さやインバウンド需要の減少が懸念されており、経済のけん引役が不在の中で「ほぼゼロ成長が続く」との見方も示されています。 このように、2025年4-6月期のGDPはプラス成長を維持していますが、先行きには注意が必要です。