ー 高値維持 × 販売スピード鈍化 × 在庫じわり増 ー
不動産経済研究所が2025年10月21日に発表した「9月の首都圏新築分譲マンション市場動向」について
概要
発売戸数: 2025年9月の新築分譲マンションの発売戸数は前年同月比で4.3%増の1,908戸でした。これは3カ月連続の増加を示しています。
平均価格: 1戸当たりの平均価格は9,956万円で、前年同月比で28.6%の上昇を記録しました。ただし、これは3カ月ぶりに1億円を下回った価格です。
東京23区の動向: 東京23区では発売戸数が11.7%減少し542戸となり、平均価格は1億3,764万円で27.7%の上昇を見せました。
契約率: 初月契約率は54.4%で、前年同月比で11.1ポイントの減少となり、好不調の目安とされる70%を大きく下回りました。これは5月以来の50%台となります。
今後の見通し: 2025年10月の発売戸数は約1,500戸程度を見込んでいます。